まほろ駅前多田便利軒

 

 

 

9月例会                                                       

 

15(月祝) 。隠院В娃亜´■隠魁В械
16(火) 。隠粥В娃亜´■隠后В娃

例会場は、京都教育文化センター

 

 

 

 東京から神奈川へ突き出るようにある街“まほろ”。都会でもなければ、田舎でもない。天気予報はだいたい外れる。まほろという街は、人もモノも流行も最後に流れ着く。まほろを出た人でさえ、いつかはまほろに舞い戻る。そんな街の駅前で便利屋を営むバツイチ男・多田啓介(瑛太)は、頑固な程に真面目でしっかり者。拭えない過去を持ちながら、淡々と仕事をこなしていた。ある年の正月、山城町に住む多田便利軒の常連客・岡(麿赤兒)にバスの運行監視を頼まれた多田は、その帰り道、年末に別の依頼人から預かったチワワに逃げられてしまう。必死に探す多田。やがてバス停で腕の中にチワワを抱いている男を見つけるが、その男は中学時代の同級生・行天春彦(松田龍平)だった。行天は昔、一言も口を利かない変な奴だったのに、今ではよく喋る変な奴になっていた。事情も言わず「今晩泊めてくれ」と頼む行天。断りながらも結局「今晩だけだぞ」と応じる多田。翌日、多田と行天はチワワを返しに行くが、依頼人の家に人気はない。夜逃げだった。ほどなく所在を突き止めるも、依頼人の娘・マリから優しい飼い主を探して欲しいと頼まれてしまう。チワワを連れて帰ろうとする多田に、当たり前のように一緒について来る行天。「なんで?」と問う多田だが、「俺のことは捨てちゃうの?」と飄々と言い放つ行天になすすべがなく……。こうして多田と行天、そしてチワワの奇妙な共同生活が始まった。
 

 チワワを引き取りたいという自称コロンビア人娼婦・ルル(片岡礼子)とそのルームメイト・ハイシー(鈴木杏)が現れるが、ルルが飼い主ではマリに報告できないという理由から申し出を断る多田。ところが行天はルルに、ヤクの売人である恋人・シンちゃん(松尾スズキ)と手を切ることを交換条件に、チワワの受け渡しを約束してしまう。行天の勝手な行動に苛立つ多田。そんな多田を「犬は必要とする人に飼われるのが一番幸せだ」と諭す行天。「誰かに必要とされるってことは、誰かの希望になるってことでしょ」。行天の一言で、多田の何かが揺れ動く。

 小学生・由良の塾の送迎を頼まれた多田と行天。親に愛されずに育った生意気な由良は、多田と行天に何かと文句をつけながらも徐々になついていく。しかし、由良は密かにヤクの運搬に関わっていた。まほろの裏組織を仕切る若きボス・星(高良健吾)がその元締めであることを知った多田は「やっかいなことには関わりたくない」と言いながら放っておくことができず、星と取引をすることで由良を解放する。「親が最初からいないのと、親に無視され続けるのと、どっちがましか」と問う由良に対して多田は、「おまえの親が、おまえの望む形で愛してくれることはないと思う。だけど自分には与えられなかったものを、新しく誰かに与えることはできるんだ」と告げる。まるで自分自身に言い聞かせるかのように。
行天の元妻・三峯凪子(本上まなみ)が娘を連れて多田の前に現れ、多田は行天の秘密の一遍を知ることになる。同じころ、行天はハイシーに付きまとうストーカー・山下(柄本佑)を撃退していた。多田が事務所に帰ると、星が待っていた。星は問題だらけの部下・山下に手を焼いていて、警察沙汰になる前に深入りした行天と共に消えてもらうと警告する。事務所を飛び出し、まほろの街を走り回る多田。やがて多田は行天を発見するが……。

 多田と行天は、忘れられない過去と否応無しに向き合うことになる、最後の季節を迎えた―。 


 

            

   50万部を超える三浦しをんのベストセラー小説「まほろ駅前多田便利軒」。第135回直木賞を受賞し、その後、外伝「まほろ駅前番外地」が刊行された。現在は週刊文春で続編「まほろ駅前狂騒曲」が連載中の人気シリーズだ。まほろ市で便利屋を営む多田啓介に瑛太、多田のもとに突如、居候を始めた行天春彦に松田龍平。名実共にトップランナーの二人を主演に迎え、まほろファン待望の映画化となる。   

 

 


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