桐島、部活やめるってよ

 

 

 

高校って、生徒がランク付けされる
なぜか、それは全員一致する。
全員他人事じゃない。

 この中にいる“あなた”を探せ。

 

 

2012/日本/吉田大八監督

●7月例会                                                       

 

15(月休) �11:00 �13:30
16(火) �14:00 �19:00

例会場は、京都教育文化センター

 

 

 

  とある田舎町の県立高校映画部に所属する前田涼也は、クラスの中では地味で目立たないものの、映画に対する情熱が人一倍強い人物だった。そんな彼の学校の生徒たちは、金曜日の放課後、いつもと変わらず部活に励み、一方暇を持て余す帰宅部がバスケに興じるなど、それぞれの日常を過ごしていた。いつもと変わらぬ金曜日の放課後、バレー部のキャプテンで成績優秀、誰もがスターとして一目置いていた桐島が突然部活を辞めたというニュースが学校内を駆け巡る。桐島の恋人でさえ彼と連絡が取れないまま、桐島と密接に関わっていた生徒たちはもちろんありとあらゆる生徒に波紋が広がっていく。人間関係が静かに変化し徐々に緊張感が高まっていく中、桐島とは一番遠い存在だった映画部の前田(神木隆之介)が動き出す……。

 桐島とは誰なのか。映画は、その金曜日のエピソードを、主要人物の視点を変えて何度も反復するスタイルで描き出す。その巧みな語り口によって、浮かび上がるのは、ありふれた高校生活の中で、帰宅部と運動部、文化部などさまざまに細分化されたグループによってゆるやかに形成された不可視なヒエラルキーの存在と格差社会の縮図が浮かびあがる。

 


 

 


           
 早稲田大学在学中に小説家デビューし、第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説を、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八監督が映画化した青春群像劇。田舎町の県立高校で映画部に所属する前田涼也は、クラスの中では静かで目立たない、最下層に位置する存在。監督作品がコンクールで表彰されても、クラスメイトには相手にしてもらえなかった。そんなある日、バレー部のキャプテンを務める桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、各部やクラスの人間関係に徐々に歪みが広がりはじめ、それまで存在していた校内のヒエラルキーが崩壊していく。主人公・前田役に神木隆之介が扮するほか、前田があこがれるバトミントン部のカスミを「告白」の橋本愛、前田同様に目立たない存在の吹奏楽部員・亜矢を大後寿々花が演じる。第36回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞の3部門を受賞した。

 

      

 

 


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