奇跡

 

 

東日本大震災の悲しみに暮れている時
僕は、ひとつの光を見たような気がした
子どもたちは、きっと、逞しく生きてゆく
(秋元康 作詞家)

 

2011年/ 日本/是枝裕和監督

●6月例会
17(日) 。隠院В娃亜´■隠魁В械
18(月) 。隠粥В娃亜´■隠后В娃

例会場は、京都教育文化センター

 

 

 九州新幹線が全線開業の朝、博多から南下する“つばめ”と、鹿児島から北上する“さくら”、二つの新幹線の一番列車がすれ違う瞬間に奇跡が起きて願いが叶う……。そんな噂を耳にした小学6年生の大迫航一(前田航基)は、離れて暮らす4年生の弟・木南龍之介(前田旺志郎)と共に奇跡を起こし、家族4人の絆を取り戻したいと願う。二人の両親は離婚し、航一は母・のぞみ(大塚寧々)と祖父・周吉(橋爪功)、祖母・秀子(樹木希林)と鹿児島で、龍之介は父・健次(オダギリジョー)と福岡で暮らしているのだ。兄弟は、友達や両親、周りの大人たちを巻き込んで、壮大で無謀な計画を立て始める。そしてその計画は、様々な人々に奇跡を起こしていくのだった……。

 『誰も知らない』の是枝裕和監督が、再び子供たちの視点で日本の家族を問う。両親の離婚を経験し、離れ離れに暮す兄弟が、小さな反逆を企てながら、成長するまでの物語。福岡と鹿児島は、幼い兄弟にとっては遠い町。鹿児島に引っ越してきた兄・航一は、火山灰の中で人間が暮す意味が分からない。唯一の理解者である筈の弟も少しずつ自分から離れていくようで、航一は“奇跡”に夢中になるのだった。主演は、前田航基、前田旺志郎。小学生漫才コンビ“まえだまえだ”として活躍している二人だが、是枝監督の演出の下、演技でもその才能を発揮。共演の林凌雅、永吉星之介ら子役も個性的で、特に樹木希林との家族共演を果たした内田伽羅に注目したい。
奇跡を信じた子供たちと、彼らを見守り、翻弄され、癒されていく大人たちを描く「空気人形」の是枝裕和監督作。出演は、本作が映画初主演となるお笑いコンビ“まえだまえだ”の前田航基、前田旺志郎、「空気人形」のオダギリジョー、「孤高のメス」の夏川結衣、「死刑台のエレベーター」の阿部寛、「曲がれ!スプーン」の長澤まさみ、「ロストクライム 閃光」の原田芳雄、「瞬 またたき」の大塚寧々、「悪人」の樹木希林。2011年6月4日より、九州地区先行公開。

 

 


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