ハーモニー 心をつなぐ歌

 

 

 

もう一度会いたい−!
私たちが歌にのせた
たったひとつの願い
2010年/ /韓国/カン・テギュ監督

 

●3月例会 
18(日) 。隠院В娃亜´■隠魁В械
19(月) 。隠粥В娃亜´■隠后В娃

例会場は、京都教育文化センター

 

 

 韓国・チョンジュ女子刑務所。お腹の子供を夫の暴力から守るために殺人を犯し、服役中のジョンへは獄中で息子ミヌを出産。だが生後18ヶ月のみ養育を許されている現行法により、ミヌを育てられるのはあと半年であった。身寄りのないジョンへは、子供を養子に出すことを決意。元クラブ歌手のファジャ、元プロレスラーのヨンシル、死刑囚のムノクたち在監者やコン監守の温かな目に見守られながら、ジョンへは息子へ最大限の愛情を注いでいた。そんなある日、慰問に来た合唱団の歌声に感銘を受けたジョンへは、自分たちも合唱団を結成しようと思い立つ。半年間で成果を上げることを条件に所長から結成の許可を得た彼女は、成功すればミヌと外泊してもよいという約束まで取り付け、早速メンバーを集めて元音大教授ムノク指揮のもと練習を開始。だが個性の強いメンバーたちの息はなかなか合わない。
 そんな集団を救ったのは新しく収監されたユミだった。性的虐待を行う義父を殺したユミは、母親の面会も拒否するほど固く心を閉ざしていたが、ムノクの優しさに触れるうちに声楽科仕込みの可憐なソプラノを披露するようになる。半年後。所内のステージ上には満面の笑顔で歌い上げる在監者たちの姿があった。合唱団を成功に導いたジョンへは、ミヌとの特別外泊を許される。しかしそれはミヌと過ごす最後の時間でもあった。別れの日、新しい養母の腕の中で泣くミヌをガラス窓越しに見つめながら、ジョンへは哀しみに襲われる。
 4年後。いまや内外で実力を認められるグループへと成長した合唱団は、クリスマスイブにソウルで開かれる全国合唱大会に招待される。ある者は家族と会える機会に胸を膨らませ、ある者は来て欲しい人に声をかけられないまま、遂に大会当日がやって来た。愛しい我が子へ、母へ、彼女たちの想いは無事に届くだろうか……。

  韓国映画お得意の情熱的でドラマティックな展開を苦手とする向きも、否応なく涙を流してしまうに違いない。まずは音楽の力に、次に命のはかなさと重さに。そして、女たちが犯した罪と課せられた罰のやり切れないほどの切なさに。過酷な別離や塀の中と外の家族の絆に心を揺さぶられるのだ。実在の女子刑務所合唱団をモデルに自ら脚本を手がけ長編監督デビューを果たしたカン・テギュは『デュエリスト』『TSUNAMI―ツナミ―』で助監督を務めてきた期待の新鋭。主人公ジョンへには『シュリ』はもちろん米国の人気TVシリーズ「LOST」でも活躍する国際派女優キム・ユンジンが扮し、かつてないコミカルではじけた熱演で驚かせる。

 


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