花よりもなほ

 

 

 

弱い。貧しい。逃げ足速い。
へっぴり侍・青木宗左衛門、
見参!
 
2006年・日本・是枝裕和監督

 
14(日) 2:00〜
15(月) 。押В娃亜´■掘В娃
16(火) 7:00〜

例会場は、京都教育文化センター

●10月例会

 

 

 

  

 元禄15年の江戸で、青木宗左衛門(宗左)は父の仇を追って、信州から上京した若侍。しかし、剣の腕は立たず、寺子屋で算術を教えていた。そんなある日、仇を見つけた。しかし、長屋の人々のとの心地よい暮らしになじんでしまった彼は、仇が妻子と幸せな生活を送っているのを見て“仇討ちとは何だろう”と考え始める。そして、彼が出した結論は長屋の人々を巻き込む騒動に発展していく。


 大義名分なんぞなくても人は十分生きてゆける。雨露さえ凌げればなんとかなるのだ。そんな庶民のしたたかさが、生活臭たっぷりの長屋ライフと共に描かれる。売られた喧嘩を買わない術や、仕返しをしない生き方だってあることを謳うこの異色時代劇は、『誰も知らない』の是枝裕和監督のオリジナル。天下泰平な世にあって武士なんて何も生み出さない役立たずと罵倒され、「色男金と力はなかりけり」を地で行く宗左衛門は反論できない。この軟弱な主人公を演じるよれよれの岡田准一に色気がある。美貌の未亡人から、無邪気な子ども、泥だらけの長屋の男たち、果ては雪の道を静かに進む浪士の脚まで、膝下のショットでキャラクターを描き分ける手法も秀逸。

 

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