のんちゃんのり弁

 

 

 

な〜んも考えずに生きてきた
31歳子持ち女子、人生かけた再出発
きっかけは、お弁当!?
居場所じゃなくて生き場所を見つけたの
2009年/日本/緒方明監督

 
11(月・祝) 。隠院В娃亜´■隠魁В械
12(火) 。隠粥В娃亜´■隠后В娃

例会場は、京都教育文化センター

●10月例会

 

 

 

 永井小巻(小西真奈美)は、下町育ちの31歳。真っ直ぐで、強がりで、思い切りのよさは天下一品。そんな性格からか、ある日ダメ亭主・範朋(岡田義徳)に愛想を尽かし、娘のんちゃんを連れ実家の京島に出戻った。心機一転、仕事の面接をうけまくるがキャリアも職もない小巻に社会は厳しく、なけなしの貯金も底をつき日々の生活は苦しくなるばかり。さらには範朋が現れて、離婚には絶対に応じないと主張。小巻やのんちゃんの周りをうろつくようになる。一方で小巻は、初恋の同級生・川口建夫(村上淳)と16年ぶりに再会し、互いに惹かれあっていく。
 そんな小巻の唯一の才能はお弁当作り。娘のために作ったのり弁が大評判になり、遂には自らの力で“安くて美味しい最高のお弁当屋を開く”ことを決意する。目標に向かって奮闘する小巻だが、現実はそう上手くいかず…。果たして小巻はお弁当屋をオープンし、無事に人生の再スタートをきれるのか?金なし、職なし、社会常識なし、なんにも考えずに生きてきた31歳子持ち女子、ゼロからの再スタート物語。小巻の生き方は一見無謀で不器用だけれども、常にひたむきで自分に正直。守りに入りがちなこんな時代だからこそ、本気で生きることの大切さを思い出し、明日に向かって歩き出したくなる。

 

   出会って10分で「この人を撮りたい」。緒方明監督が女優・小西真奈美と初めて会った時の思いだ。後に、それは“幸せな出会いだった”という言葉に変わる。
国内外で数々の賞を受賞した『いつか読書する日』から4年。深い人物描写で映画界に名を知らしめた緒方明監督待望の新作は、人気コミック「のんちゃんのり弁」(講談社「モーニングKC」所載)を原作に、人間のひたむきさ、可笑しさ、愛しさを描き出し、観た後、そこに生きる人の息づかいが伝わってくる物語。
主人公を演じるのは、映画、テレビ、CM等幅広く活躍する実力派女優・小西真奈美。下町育ちの向こう見ずな子持ち女子というはっちゃけキャラを見事に演じ、圧倒的な存在感で新しい境地を切り開いた。
物語に深みをあたえているのは、倍賞美津子、岸部一徳、岡田義徳、村上淳、山口紗弥加ら演技派俳優たち。小巻を支えながらも成長させる重要なキャラクターでそれぞれ登場する。下町を舞台に懸命に生きる人の姿を描いた本作が、監督そしてキャスト・スタッフの力により、極上の人間ドラマとなって完成した。


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