グラン・トリノ

男の人生は、最後で決まる。

 

 

俺は迷っていた、
人生の締めくくり方を。
 少年は知らなかった、
人生の始め方を。
2008年/アメリカ/クリント・イーストウッド監督

 
22(日) 。隠院В娃亜´■隠魁В械
23(月) 。隠粥В娃亜´■隠后В娃

例会場は、京都教育文化センター

●8月例会

 

 

 

 朝鮮戦争でも戦った経歴のある主人公、ウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)は、デトロイト近郊の街に住み、定年に至るまでフォードの自動車工場で働いて来た。長年連れ添った妻も亡くなり、息子家族とも疎遠となり、退屈な日々を過ごすウォルトの唯一の楽しみは、愛車の'72年型フォード・グラン・トリノを磨き、ビールを飲みながら眺めること。頑固者で通る彼は、年寄り扱いする息子連中や、移民が増えて治安が悪化するわが町の姿に日々、悪態をつき暮らしていた。そんなある日ギャングにそそのかされた、隣家に住むモン族の少年タオ(ビー・バン)がこの愛車を盗みにガレージに侵入するが、ウォルトに見つかり逃げ出してしまう。


 この事件を契機に隣家とかかわりを持つようになった主人公は、やがて人間味ある彼らの暮らしぶりを知ることになる。相変わらず民族差別的な悪態をつきながらも、父性不在の一家に代わり、タオの導師的役割をも演じるようになっていく。一方、ギャングの嫌がらせは次第にひどくなって行く…。

 

   アカデミー作品賞を受賞した『ミリオンダラー・ベイビー』から4年。クリント・イーストウッドが監督・主演を務める本作は、ヒューマンドラマとハードボイルドの要素を持つ見応えのある作品。気難しい老人に扮するイーストウッドが、アジア系移民の少年との交流を通して温かい心を取り戻していく。最後に彼が見せる男の生き様が痛切に心に響く。


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