人生に乾杯!

 

 

 

ふたりなら きっと明日を変えられる
年金にはもう頼れない?
 幸せになるために立ち上がった老夫婦が
ヨーロッパの小さな国のヒーローになった!
2007年/ ハンガリー/ガボール・ロホニ監督 

 
11(日) 。隠院В娃亜´■隠粥В娃
12(月) 。隠粥В娃亜´■隠后В娃

例会場は、京都教育文化センター

●4月例会

 

 

 

 運命的な出会いを経て結婚し、今や81歳となったエミル(エミル・ケレシュ)と70歳のヘディ(テリ・フェルディ)の老夫婦。恋に落ちていた頃のことなどすっかり忘れた二人は、年金だけでは暮らしていけず、借金取りに追われる毎日の中、出会いのきっかけだった思い出のダイヤのイヤリングも借金のカタに取られてしまう。高齢者に冷たい世の中に怒りを覚えた夫のエミルは、イヤリングを奪い返すために持病のぎっくり腰を押して20年ぶりに愛車のチャイカを飛ばし、郵便局を紳士的に強盗!それを皮切りに次々と紳士的強盗を重ねていく。一度は警察に協力した妻のヘディも、奮闘する夫の姿にかつての愛しい気持ちを思い出し、手を取り合って逃げる決心をする。二人の逃避行は、やがて民衆を巻き込んで思いもかけない展開に…。

 

  1950年代後半、東西冷戦のまっただ中のハンガリーは、ソ連圏に編入されている。社会主義の制度下では、最後の20年間の給料に応じて年金生活者の生活は保証されていた。ところが、1989年の東欧革命で資本主義の考え方が導入されると、物価上昇が始まり、年金生活は苦しくなってくる。1996年からは年金制度が市場化され、高齢者の年金は年ごとに相対的に減価することになる。戦後の厳しい時代を懸命に生きてきた彼らは、自分たちの責任でない“制度改革”によって貧困に陥ることになる。これに輪をかけたのが、西欧諸国から流入する先進国資本による東欧経済の支配である。これらは、“無慈悲で野蛮な資本主義”として東欧の人々の目に映るようになる。だから、「反体制のために立ち上がった老夫婦」というイメージが主人公の2人には付されている。

 


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