蟹工船

 

 

 

他入の命を奪うことで得られる幸せは、
果たして本当の幸福と言えるのだろうか…?
 
2009年/ 日本/SABU監督 

 
14(日) 。隠院В娃亜´■隠粥В娃
15(月) 。隠粥В娃亜´■隠后В娃

例会場は、京都教育文化センター

●3月例会

 

 

 

 

 北海道の先、カムチャッカ沖でカニを捕り、船上で加工缶詰を作る蟹工船の博光丸。そこで働く労働者は、監督・浅川(西島秀俊)の暴力と酷使に耐えながら、低賃金で重労働についていていた。労働者たちは一日の労働が終わると、生まれながらの絶望を背負った自分達の境遇を自慢げに語る・・・そんな毎日を送るしかなかった。そんなある日、労働者たちは一斉蜂起するが、力及ばなかった。労働者たちは仲間の1人・新庄の言葉に従って自殺しようとするも、結局死ぬことすらできなかった。そんなある日、新庄と塩田は漁の最中に博光丸とはぐれてしまう。そして冬の海で寒さに凍える彼らを助けたのは、ロシアの船だった……。再び蟹工船に舞い戻った彼らは、労働者たち一人ひとりに、「あきらめるにはまだ早い。我々は立ち上がらなければならない!」と力強く訴えかけるのだった。

 プロレタリア文学の金字塔である小林多喜二の小説「蟹工船」を、監督・SABU、主演・松田龍平で映画化。名作に息づく思想を生かしつつ、時代の変化に即した“現代の蟹工船”を作り上げた。過酷な条件で働く労働者たちが立ち上がるまでの軌跡をソリッドな映像で描いていく。松田龍平は労働者の先頭に立つ男・新庄を序盤は飄々と、終盤には熱い想いをたぎらせる演技で表現。それに対する監督・浅川を演じた西島秀俊の狂気に満ちた演技は見事だ。SF世界のように描かれた蟹工船内の美術も秀逸。狭い船内が舞台の作品ながらSABU監督作らしく“走るシーン”も盛り込まれているので、監督のファンは注目だ。

 


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