今夜、列車は走る

 

 

鉄道を中心に栄えたアルゼンチンの小さな町。
突然の失業、見えない明日。
 「次の出口」を求めて行動を起こすのは誰だ!
2004年/ アルゼンチン/ニコラス・トゥオッツォ監督 

 
14(日) 2:00〜
15(月) 。押В娃亜´■掘В娃
16(火) 7:00〜

例会場は、京都教育文化センター

●6月例会

 

 

 

  1990年代のアルゼンチンを舞台に、国営鉄道の分割民営化で職を失った鉄道員5人の葛藤を描いた映画「今夜、列車は走る」。出演は「トーク・トゥ・ハー」のダリオ・グランディネッティ、監督は70年生まれの新鋭、ニコラス・トゥオッツォ。鉄道と共に栄えたアルゼンチンの小さな町。ある日突然、路線廃止の決定が下される。最後まで労使交渉を続けていた組合代表は自ら命を絶ち、その兄、カルロスと4人の仲間達も家族や生活のため、一人、また一人と自主退職を余儀なくされる。そんな中、老鉄道員のブラウリオは修理工場に住み込み、最後まで抵抗を続けるが──。
 雨の夜道を走る3人の若者が、スローモーションで映し出される。「運命は変えられるのか」。父親が自殺したアベルのモノローグで映画は幕を開ける。アベルの父・アンヘルは、路線廃止で退職を迫られ、組合代表として会社と交渉を続けたが決裂。自ら命を絶ってしまう。場面は変わり、アンヘルの弟・カルロスがテレビスタジオで司会者に向かって何かを語り出す……物語は鉄道廃止前の過去へとさかのぼる。
 

 老鉄道員のブラウリオは、人気の無い修理工場で子猫を相手に愚痴をこぼしながら、自分の職場に住み込み「自主退職届にはサインしない」と言い張る。妻と娘のいるカルロスは悩むが、決心がつかずにいる。家は立ち退きを迫られ、健康食品のマルチ商法の仕事を紹介される。断って外へ出たところで、サンドイッチマン姿のゴメスと出会う。「唯一あった仕事がこれだ」。カルロスは職を失った鉄道員の現実と直面する。

  ぜん息の子供を抱える若いダニエルは、失職して妻との不和が続いている。健康保険も切れ、子供の治療費を払うために自主退職届にサインし、銃を使う仕事に就くため訓練を始める。タクシーの仕事を見つけたアティリオは、勤務中に強盗にあったり、偽札をつかまされたり前途多難。そんな中、配送の仕事で豪邸にテレビを届け、元労働組合員のアントニオに出会った。アントニオは会社の裏工作で豪勢な生活を送る裏切り者だった。突然の失業で明日の見えない毎日を送る5人の鉄道員。“次の出口”は見つかるのだろうか──。

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