オフサイド・ガールズ


女の子だって、スタジアムで観戦したい!
この少女たちから目が離せない!
イランの女性問題をユーモラスに描く、
笑って心温まる傑作が登場!!
2006年/イラン/ジャファル・パナヒ監督

 

 
22(日) 2:00〜
23(月) 。押В娃亜´■掘В娃
24(火) 7:00〜

例会場は、京都教育文化センター

●2月例会


 

  イランで、サッカーは国民的なスポーツ。男性のみならず女性もみんなサッカーが大好き。けれど、女性がスタジアムで男性のスポーツを観戦することは法律で禁止されている。女性は専用のスタジアムで、女子サッカーしか観戦ができないのだ。そんな中でも、イラン代表の2006年ドイツ・ワールドカップ出場を掛けた大事な一戦が、首都テヘランで行われるとなれば、いくら女だからといってテレビの前でじっとしてなんかいられない!少女たちが考えた策―それは、“男装”だった!「生で試合を見るには、男のフリをしてスタジアムに潜り込むしかない!!」ルールに逆らって進入禁止のスタジアムに踏み込んだ”オフサイド “な少女たち”の奮闘が始まる―! 

 試合を観るぞーと意気込んで男装して競技場にやって来る女子たち検問を突破できずにスタジアム外の通路柵に集められた彼女たちと警備兵のやり取りに頬がゆるんでくると、トイレ行く際のお面仮装に大笑いしたり、せっかく脱走したのに兵士を気遣ってまた柵まで戻ってくる女の子や、それまで元気に大騒ぎしていた女の子が友だちを探してやって来たおじさんに合わせる顔がないとばかりにチャドルをかぶっておとなしくなっちゃう場面にほろりとしたり。扱っているネタがサッカーとはいっても、パナヒ監督のかつての作品同様ちょっと大きくなっただけの子どもたちの素直で素朴なやり取りを見ているようで何とも温かい気分になる。
  パナヒ監督が目指したのは、質の高いこれまでの “伝統的な”イラン映画でありながら、中学生でも楽しめるようなエンタテインメント作品。キャストは全員素人を起用し、実際に試合をしているスタジアムでロケを敢行。リアルな状況を撮影することにより、試合シーンを映すことなく、スタジアム内の臨場感を見事に表現。また、10分に一度は何かしらのハプニングを起こす、という独自のこだわりを持って、可笑しくて心温まる少女たちの奮闘ぶりをカメラに収めることで、まるで一つの熱戦が終わった後のような爽やかな感動が残る一級のエンタテインメントを完成させた。

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