ぜんぶフィデルのせい

 

 

キョーサン主義って何!
元の生活にもどりたい!
ぜんぶ、フィデルのせいなのね!
やっぱり大人はわかってくれない
2006年/イタリア・フランス/ジュリー・ガヴラス監督

 

 
13(月祝) 2:00〜
14(火) 。押В娃亜´■掘В娃
15(水) 7:00〜

例会場は、京都教育文化センター

●10月例会

 

 

 

 

 1970年代のパリ。弁護士の父(ステファノ・アコルシ)と雑誌記者の母(ジュリー・ドパルデュー)を持つ9歳の少女アンナ(ニナ・ケルヴェル)は、名門のカトリックスクールに通うお嬢様。パパ、ママ、やんちゃな弟、そしてキューバ人のお手伝い、フェロメナと一緒に幸せに暮らしていた。しかし、スペインで反政府活動を行っていた伯父の死をきっかけに、父と母は社会的良心に目覚め、アンナと幼い弟を残してチリへ旅立ってしまう。残された伯母さんと従姉妹が一緒に暮らすことになった。納得いかないアンナ。フェロメナも二人をまったく歓迎していない様子。
 髭面の男たちがドカドカと家の中に入り込み、深夜までなにやら議論、果ては集会・デモに連れて行かれる散々な生活、学校では宗教学を受けられなくなったり、ミッキー・マウスを取り上げられたり、ついにアンナは不満を爆発させる…。

 

 激動の1970年代に起きた事件を背景に、ひとりの少女の体験を描いた本作は、イタリアの女流作家ドミティッラ・カラマイの原作に、女性監督ジュリー・ガヴラスが自伝的な要素を盛り込みながら脚本にしたのだという。「キョーサンシュギ」に目覚めた両親のせいで、上流階級の暮らしに別れを告げなくてはならなくなった少女の心の機微がユーモラスに描かれる。監督の父親は社会派監督として知られるコンスタンタン・コスタ=ガヴラス。女性ならではの優しい視点で家族と社会を見つめながらも、社会情勢を盛り込むあたりは父親の影響だろうか。タイトルにある“フィデル”とは、有名な革命家フィデル・カストロのこと。大人の都合で自分の思い通りにならないのは「ぜんぶカストロのせいね」と信じるニナ・ケルヴェルの仏頂面がキュートだ。

 

 

 

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