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ゲイ・労働者の共闘
明日に向かって歌え!
LGBTが炭坑夫を救う!?

 

 

2014/イギリス/マシュー・ウォーチャス監督

●2月例会                                                       

 

14(日) 。隠院В娃亜´■隠魁В械
15(月) 。隠粥В娃亜´■隠后В娃

例会場は、京都教育文化センター

 

 

 

 

 

 『リトル・ダンサー』『ブラス!』など、イギリスの炭坑を舞台にした映画には名作が揃っている。本作も炭坑産業の苦境と闘う人々をユーモアに満ちた温かな視線で描くというスタンスは同じだが、決定的に違うのは現代社会に通じる深いテーマがあること。質実剛健な片田舎の肉体労働者と、ハデなファッションの同性愛者──誰から見ても水と油、両極端の境遇の二つのグループが、手を取り合って未来を切り開く姿が描かれる。彼らは誤解や衝突を乗り越え、固い絆を結び、新たな人生を掴み取っていく。この稀有なる実話は、人と人のリアルな繋がりが希薄になり、誰もが孤独を抱えて生きている今の時代でも、他人を思いやる誠実なアイデアと、ほんの少しの勇気があれば、素晴らしい人生を見つけられるという希望を私たちに与えてくれるのだ。

 

「大好き!」「愛さずにいられない」「愛しても愛し足りない」──まるで、待ち焦がれた運命の相手にめぐり会ったかのように、世界中の人々が英国のある映画に熱い想いを募らせている。いつもは辛口の評論家までが、メディアに寄せるのは批評というより、もはやファンレターのようだ。本作のプロデューサーが最初にこの事実を耳にした時、「本当にあったことだなんて、とても信じられなかった」とその驚きを保証する物語なのだ。

 1984年、不況に揺れるイギリス。サッチャー首相が発表した20カ所の炭坑閉鎖案に抗議するストライキが、4カ月目に入ろうとしていた。始まりは、ロンドンに住む一人の青年マークのシンプルなアイデアだった。炭坑労働者たちのストライキに心を動かされ、彼らとその家族を支援するために、“ゲイズ・ザ・ワード”での打ち上げパーティで、マークは“LGSM(炭坑夫支援レズビアン&ゲイ会)”を立ち上げ、仲間たちと募金活動を始めたのだ。しかし、全国炭坑組合に何度電話しても、寄付の申し出は無視される。理由は一つ、彼らがゲイだから。炭坑組合にとって、彼らは別世界の住人でしかないのだ。そこへ、勘違いから始まって唯一受け入れてくれる炭坑が現れる! 数日後、ディライス炭坑を代表してダイがロンドンまで訪ねてくる。「それでLGSMって何の略?」と訊ね、Lはロンドンの略だと思っていたと唖然とするダイ。だが、彼に偏見はなかった。その夜、生まれて初めてゲイ・バーを訪れたダイは、大勢の客の前で「皆さんがくれたのはお金ではなく友情です」と熱く語る。

      

 

 


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