明日へのチケット

 

ローマへと向かう列車を舞台に
偶然乗り合わせた人々の
1枚のチケットから始まる
感動の物語
 
2005年・イタリア、イギリス・ 監督/ケン=ローチ、エルマンノ=オルミ、アッバス=キアロスタミ名  

 
21(月祝) 2:00〜
22(火) 。押В娃亜´■掘В娃
23(水) 7:00〜

例会場は、京都教育文化センター

●7月例会

 

 

 

 

 オーストリア西部のインスブルック駅。飛行機が飛ばず、出張先からローマへ列車で帰ることになった初老の大学教授。チケットを手配してくれた相手先企業の女性秘書に、知らず知らず淡い感情を抱いていた…。一方、ビュッフェでは、スコットランドからやって来た若者3人が愛する地元チーム、セルティックが対ローマとのアウェー戦を応援するため、なけなしの金で入場券と乗車券を買いこの列車に乗り込んだのだったが…。

 
 インスブルック駅。一人の老教授がローマ行きの列車に乗り込む。満席で食堂車のイスに座る教授は、現地で便宜を図ってくれた女性秘書に想いを馳せる。彼女へのメールを書きかけた彼の前に、将校が座った。通路には席が取れなかったアルバニア移民の家族がいた。将校がその赤ん坊のミルクを蹴散らかした後、教授はある行動をとる…。翌朝、イタリアの駅で太った中年女性が若い青年を連れて列車に乗り込んでくる。傲慢な女性の態度に、青年は嫌気がさしてくる…。一方、列車にはスコットランドからローマへサッカーの試合を見にやってきた3人の青年がいた。

 

 ローマへと向かう列車を舞台に、3つのエピソードを3人の監督が演出し、すばらしい1本の作品に仕上げた。老教授の淡い恋心を打ち消す現実、そして移民への同情を描いた1話を監督したのはエルマンノ・オルミ。『木靴の樹』などでイタリアを代表する監督だ。そのオルミ監督の人間に対する優しいまなざしとは対照的なのが、イランの巨匠キアロスタミによる2話だ。傲慢な中年夫人が報いを受けるエピソードには、人間に対する厳しい眼差しがある。最後のサッカーサポーターの青年たちのエピソードを演出しているのは、イギリスの名監督ケン・ローチ。スコットランドの労働者階級の若者たちと、アルバニア移民の家族と、生まれも環境も異なる2つの世界の接点を描き、感動を呼ぶエンディングを持たらしている。

 


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